Assignment 27B (7-13)

7 長男が生まれた時、祖父が庭に柿の木を植えた。うまく育ってくれるか心配したが、年々元気に大きく育っている。

8 会社から家までの距離がかなりあっても、私はあまり気にならない。通勤時間が長ければ長いほど本を読めるので、むしろ私には出勤前の嬉しい時間だ。

9 「雪の夜は温かいココアを飲んで、なつかしい曲でも聞きながら、猫とうちで過ごすのが一番ね。」というメールを送ったら、「そういうことを言っているから、あなたは結婚できないのよ。」という冷たい返事が母から届いた。

10 どんなスポーツでも練習すればするほどうまくなるのは当然のことだ。しかし、何も考えないで練習さえすればいいというわけではない。やはり効果的な練習方法を選ばなければ、どんなにがんばっても、本当に強くなるのは難しい。私は小学校の6年生の時からテニスクラブに入って毎日3時間も練習していたが、どうやってもバックストロークが弱かった。やってもやってもうまくならない、というより、やればやるほどわからなくなるような気がした。そんな時、クラブに入ってきたばかりのコーチが、打つ時の足の位置を変えてみたらどうかとアドバイスしてくれた。その打ち方は私には合っていたようで、そのやり方をするとそれまで下手だったバックストロークが急にうまく打てるようになった。

11 旅行する時、私はいつもその土地の市場に行ってみることにしている。市場と言うのは、どの町でも活気があって楽しいところだ。一か月ほど前行った能登半島では、有名な輪島の朝市に出かけてみた。道の両側にはとれたばかりの魚や季節の野菜、それに民芸品などが並んでいた。ブリを売っていたおばあさんが、おいしく食べる方法を説明しながら、切り身を私と家内にくれたが、その味は最高だった。

  先日、出張で行ったタイでも、せっかくだからと思って早起きをして、水上マーケットに出かけてみた。川には花や野菜や果物を山のように載せた船が、何艘も浮かんでいる。まだ行ったことがなければ、ぜひ行ってほしい。ガイドブックに書いてあった通り、その光景は一見の価値がある。ドリアンやライチーなどは、私も口にしたことがあったが、ほかに見たことのない果物がたくさんあった。残念ながら、タイ語のできない私には、名前を聞くことさえできなかった。妻に持って帰ってやれば喜ぶだろうなと思ったが、あいにくそうするわけにはいかないので、今回のおみやげは写真ということで、次はぜひ家内を連れて、またここを訪れたいと思った。

12 地球の温暖化の影響で、東京の夏の平均気温は前よりも上がっている。特に今年の夏は暑かった。夜になっても30度以下にならない日が続いて、十分に寝られないことがよくあった。そのため、どの学生も朝から疲れた顔をしていた。雪で学校が休みになることはあっても、暑さのために休みになることはない。この暑さの中で、クーラーの付いていない教室で勉強すると頭がおかしくなってくるような気がした。教師の自分でさえ、時々何を言っているのかわけがわからなくなることがあるから、学生が勉強に集中できるはずはない。こんなに気温が上がったら、授業は休みにするべきなのに、、。

13 日本の大学は入りさえすれば、授業に出ずに遊んでいても、なんとか卒業することができるが、アメリカの大学ではそういうわけにはいかないそうだ。留学した経験のある友だちによると、毎晩遅くまで勉強しなければならないので、ゆっくりおしゃべりしたり、映画を見に行ったりする暇がぜんぜんなかったと言っていた。大変なことは大変だが、大学と言うのは学ぶ場所なのだから日本の大学のように遊んでばかりいたら、授業料を払う意味がないと思うのだが、、、。

  日本の学生に授業に出ないわけを聞くと、出ても役にたたないとか、先生の話がつまらないとか言う。言い訳ではあるが、確かに20年も前に作ったノートを見ながら講義をしていた先生もいたことはいたし、学生の顔を見ずに黒板に向かって話している先生もいた。それを考えると教授の方にも、学生が授業をさぼる責任がないとは言えない。